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ロケット甲子園3            


 ロケット甲子園は、高校生日本一を決める大会です。このロケット甲子園で優勝したチームは、我が国の代表としてIRCに出場する権利が与えられます。IRCに出場して優勝すると学生世界一の称号が与えられます。
 IRC(International Rocketry Challenge)とは、イギリス、フランス、アメリカ、日本の高校生の代表チームが高校生世界一を競う国際大会です。この大会では、あらかじめ提示された条件を満たすようモデルロケットを製作し打ち上げる技術を競うだけでなく、製作したロケットの設計方針など英語でプレゼンテーションをします。参加チームからの質問にも英語で答えなければなりません。これらの総合的な能力・技術を競う国際大会です。2017年の大会では、埼玉県立大宮工業高等学校が準優勝の成績を残しました。
 ロケット甲子園に出場することにより参加者の自主的な行動力と問題解決能力を育むとともに学生日本一の称号が与えられます。さらにIRCに出場すると、参加国の技術を学び多くの刺激を受けることができます。また、プレゼンテーションは英語で行うため、英語力の向上も図ることが期待できます。優勝すると学生世界一の称号が与えられます。
(※) アメリカは、800チーム、イギリスとフランスは、30チームの頂点に立ったチームがそれぞれの国の代表として参加しています。
 ロケット甲子園優勝チームは、IRC国際大会への出場権利を得ることが確約できませんが、当協会は引き続き努力いたしますので、
(1)ロケット甲子園に参加するチームは、全国大会に1回以上出場していることが必要です。また、上記の可能性を含んでいますので、@とAを満たすことが必要です。
@ 確実にIRC国際大会に自費(渡航費、宿泊費等含む)で参加できるチーム
A 代表決定後に現地で簡単な英会話ができるチーム員を1名加えること(選手であればさらに良い)
(2) ロケット甲子園に参加するチームは、中学1年から高校3年生までの学校に在籍している学生で、3名から10名で1チームを構成し、同一学校から複数チーム参加できます。
(3) すべての参加者は日本モデルロケット協会の有効な第4級ライセンス以上の所持者で、D型以上のエンジン使用のためエンジンを扱う者は第3級ライセンスを所持していなければならない。
 ロケット甲子園に出場する機体は、安全最優先から米国TARCが推奨している米国「RockSim」設計ソフトを使用することが望ましいです。日本語による使用方法の解説は、新版、手作りロケット入門(誠文堂新光社刊)に詳しく記載してあります。
(4) 現地ではSJAC日本航空宇宙工業会のご担当者の指示にも従ってください。

《重 要》

大会参加者は、必ずライセンスを所持し、見える位置に提示してください。

 大会は、FAI国際航空連盟主催競技に準じ運営しています。したがって、ライセンスを不携帯

の場合は、大会に参加できません。

 見学される方は、ライセンスは不要です。主催者の指示に従い打ち上げ場所(発射台)から安全

な距離をとって見学してください。


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