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「安全な打ち上げ」と「スムーズな大会運営」のために


 日ごろ、当協会の方針・活動に御理解と御協力を頂きありがとうございます。
 我が国においてもモデルロケットが広まりライセンスを取得されている方が年々増加している。今まで33万回以上無事故を更新しています。これもひとえにライセンスを取得したいる方々の安全な打ち上げにご努力を頂いている賜物と思います。
 さて、第33回全国大会を開催するに当たり次の2点を更に御理解を頂きご協力を頂くようお願いします。
〈「安全な打ち上げ」をするために〉
 全国大会で打ち上げるモデルロケットは、事前に試し打ち上げを実行していただき、安全な飛翔を確認していただくようお願いをしてきました。しかしながら、大会で打ち上げられるモデルロケットの飛翔を見ると、次のように飛翔するロケットが少なくありません。
 ア、地面に水平に飛ぶ イ、回転しながら上昇する ウ、ランチロットに絡んだまま上昇しない
などなど
 このように飛翔するモデルロケットは、決して安全な打ち上げと言うことはできません。また、「事前に打ち上げをし、安全な打ち上げを確認してきた。」ことに疑問を持たざるを得ません。
 さらに、近年の大会の機体検査では、モデルロケットの工作技量が足りず完成度が不十分なものも散見されます。しかし、当協会ではこの大会のためにモデルロケットを製作し、会場に来られてきた選手一人一人のことを思い、できるだけ参加できるように配慮してきました。その一つが、「明石(あかし)」(モデルロケットの簡単な修理を行う)を開設しました。
 全国大会の参加者が安全な打ち上げをしてモデルロケットを楽しんでいただくため、当協会では規則に従って厳格に機体検査をすることも検討をしています。
 今大会でも、機体検査では、製作したロケットの修正をお願いすることや、「今まで は合格していたのに・・・」と言う事例が生じることも考えられる。あらかじめご承知ください。

〈「スムーズな大会運営」のために〉
 多くの方に全国大会に参加していただいている。今までもスムーズな競技の進行にご協力を頂いてきました。また、当協会でもスムーズに進行ができるように誘導係の担当者を配置しました。おかげさまで、ペイロード定点着地競技、高度競技の2種目では、アナウンスをする前に「打上従事者入り口」に集まっていただけるようになり、一定の成果が現れています。
 しかし、まだまだ改善できる場面があると考えています。その一つが、機体検査です。機体検査終了時間間際に集中して、長時間お待たせしているのが現状です。そこで、当協会では、これを改善するために、今大会では次のように試行したいと提案します。
 参加申し込みの締め切り後、選手のゼッケン番号が決まりしだい、各学校・団体に参加申し込み選手のゼッケン番号と機体検査の時間をメールでご連絡する。
 各学校・団体では、会場に着く前までに選手にゼッケン番号と機体検査の時間を伝えておく。選手は、ご案内した時間帯にエントリーシートと大会で打ち上げる機体(予備機を含む)を持参して機体検査場に来ていただく。
なお、ゼッケン番号と機体検査の時間のご連絡は、大会に3〜4日程度前には送付できると思われます。


 近年の全国大会に130名程度の方が参加しています。そこで、今回の第33回全国大会も130名の参加者と想定して機体検査の時間を下記のように考えました。機体検査をゼッケン番号順に実施する初めての試みを参加学校の引率の方々にイメージをもっていただくための参考例です。
〈機体検査の時間〉(参考例)
ゼッケン番号
機体検査時間帯
  1 〜  30 7:40 〜 7:50
 31 〜  60 7:50 〜 8:00
 61 〜  90 8:00 〜 8:10
 91 〜 120 8:10 〜 8:20
121 〜 130 8:20 〜 8:30

 ゼッケン番号の確定は、締切後となりますが、参加選手が一斉に機体検査に集中し混雑することを緩和するため、試行で機体検査の目安の時間ですので、ご協力をお願いします。
(ゼッケン番号と機体検査の時間は、メールでご連絡します。)
 
 今回の方法は、試行で当協会で今回の結果を総括して第34回以降の方法を探ります。