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競技委員長のコメント

  
  北は秋田県、南は佐賀県まで全国から96名の参加者が集い全国大会が開催されました。参加者の協力で進行もスムーズに行へ、予定より早い時間に終了することができました。参加者の皆さま、運営にご協力いただきありがとうございました。
 さて、大会の閉会式で競技委員長から次のような話しがありました。
 参加者の皆さま、お疲れ様でした。
 今日の大会で競技者の方々のロケットの打ち上げを見ていると、CGとCPの位置関係が理論通りになっていないためにロケットが回転しながら上昇したり、真横に飛ぶロケットが多く見られました。打ち上げの準備では、クリップをイグナイターの紙の部分を挟み導通不良でも気づかない。2回の不点火で失格する。ロケットが正常に上昇してもロケットが空中でバラバラになる、パラシュートやストリーマーが取れる、エンジンが脱落するなど初歩的なトラブルが多く見られました。これらのトラブルはモデルロケットを打ち上げる基本的な技術ですが不十分なために起きる現象です。モデルロケットの打ち上げ以前の問題です。これらのことから、モデルロケットの設計・製作技術と打ち上げの技術が低下しているように思います。
 今日受賞した選手の方々は、大会当日を迎えるまで何度も打ち上げを繰り返して、常にベストの打ち上げができるよう技術を磨いています。経験の積み上げが今日の成績になっています。
 また、過去の大会で優勝実績のある学校からも参加していますが、先輩から後輩へと技術の引き継ぎが行われていないようにも感じます。
 大会に参加するにあたり、「優勝する」「好成績をあげる」という気持ちを強くもち、打ち上げを練習を通して一人一人が技術を向上させて大会に参加して欲しいと思っています。  
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